会報Vol.25 (令和2年10月15日付)

お知らせ・会報

亀岡市内寺院の兼務状況

 亀岡市仏教会では、昨年度市内全寺院を対象にしたアンケート調査を実施し、9年ぶりに新しい名簿を作成しました。

 
 そこで今回、現在社会に共通する課題で有る高齢化や後継者不足が、市内寺院にどの様な影響を与えているのかを、前回発行した名簿と今回発行した名簿を比較し分析してみました。


 集計は、現在会員の128寺院が対象で、市内の他寺院を兼務したりされたりすることの無い寺院を専従寺、市内の他の寺を兼務して主に居住している寺を主寺、市内の他の寺院に兼務してもらっている寺を市内兼務寺、市外の寺院に兼務してもらっている寺を市外兼務寺と分類しました。


 現在と9年前の比較は上表のとおりですが、篠、西別院、大井、川東、西部の5町で6ヶ寺の新たな兼務寺院が出来ました。しかし、内容的には9年前に兼務寺院だった2ヶ寺に専従住職が出来たことから8増、2減の結果6増となっています。

  
  兼務を引き受けた寺院は、亀岡市内が1ヶ寺、市外が5ヶ寺となり、何らかの事情で近くの市内の寺院の受け入れが出来ないため、止むを得ず市外の同宗派の寺院に依頼したものと考えられます。9年間の増加が実質6ヶ寺であることは、大きな増加は無かったとも解せます。

寺院形態の割合

 しかし、集計表やグラフからも分かるように、兼務に関係しない専従寺院は市内寺院の約2/3以下で、残り約1/3以上の40ヶ寺が兼務したり、されたりという状況です。
 つまり、兼務を必要とする状況は、今から10年以上前から始まり今も続いていると云う事です。

地域的な格差

 一方、集計表やグラフからも分かるように、兼務率の最も高い地域は、東西別院で約半数が兼務、続いて川東(保津を除く)、西部となり市域の中心から離れるほどその傾向は強いように感じます。


 又、旧亀東、千代川、薭田野、保津のように兼務寺院の無い地域もあり、地域差が有る事も事実です。


 今回の調査では、年齢や檀家数などは対象としていないので具体的な時期や内容はそれぞれ違いますが、今後こうした地域差は益々大きくなり、各寺院にも檀家にも大きな課題となる事は間違いなく、早急な対応策の検討が必要となっています。

コロナ禍で中止となった参加事業

 6月  人権啓発京都府集会参加
 7月  社会を明るくする運動集会・街頭啓発参加
 9月  亀岡市戦没者慰霊祭参加
11月  ヒューマンフェスタ参加、亀岡光秀まつり参加
12月  第38回亀岡市女性集会参加

今後の行事予定

12月7日(月)午後2時~「成道会」及び「感染症終息祈願」於・余部町西岸寺
*感染症拡大防止のため三役と事務局のみで 実施します。


3月12日(金)午後2時~「涅槃会」及び「感染症終息祈願」於・曽我部町慈雲寺
*参加範囲は、感染症の動向により今後判断します。

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