「灌仏会」と共に「感染症終息祈願」を再び厳修 (令和2年5月22日付)

お知らせ・会報

 亀岡市仏教会では、毎年お釈迦様の誕生を祝う花祭りを行っていますが、今年は感染症のため全体行事が実施できないことから、去る5月7日(木)午後2時から篠町王子の意泉院・萩原徳雲住職で、役員6名のみで「灌仏会法要」と「感染症終息祈願」を実施しました。

 導師は同寺の萩原住職が務め、お経を先導する維那(いのう)は東光寺・寳積玄洋住職が務めました。最初、本堂正面に飾られた花御堂の誕生仏に、臨済宗の江湖法式(伝統的法儀規則)に基づいた独特の節回しで「浴仏の偈」を唱えながら灌仏(誕生仏に甘茶を掛ける)したのち法要を始めました。

「浴仏の偈」の内容は、浄土宗、曹洞宗、臨済宗など各宗派同じですが、臨済宗だけは読み方に特徴があり、元々一つのものでも、時代や宗派により作法や解釈が異っていった事がよく分かります。

「浴仏の偈」
①一般的な読み方
我今灌沐諸如来 (がこん かんもく しょにょらい)
浄智荘厳功徳聚 (じょうち しょうごん くどくじゅ)
五濁衆生令離垢 (ごじょく しゅじょう りょうりく)
同證如来浄法身 (どうしょう にょらい じょうほっしん)

②臨済宗の読み方
(ゴーキン カーモー シンジーライ)
(ジンチー ソウネーン クンテージュー)
(ウージュー シュウサン リンリークー)
(ズーンシーン ジーラーイ ジンパーシン)

③わかりやすい意味 
私は今 如来(悟りを得た仏)に 甘茶を注ぎます
純粋な心で 真理を求め 功徳を積む人は
諸の悪業や 迷いの多い 現世から離れ
如来と同じ 悟りの世界に 至ります様に(との願いを込めて)


*個人的解釈としてご了解ください。

続いて3月の涅槃会でも行った「感染症終息祈願」を再び行い、無事円成しました。

 終了後、既にUPしている「却瘟神呪」の動画撮影を行ないました。

 時節柄 皆さんの関心が非常に高く、「〃をやさしく解説」と共に僅か数週間で400件近いアクセスが有りました。

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